動力契約の見直しで電気代の基本料金が半額に|エアコンの馬力と契約kWは別物です





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「動力(三相200V)の基本料金、6kW分払い続けていませんか?」

私は30年間、飲食店を経営してきました。業務用エアコンのために動力契約(6kW)を結び、毎月6,600円ほどの基本料金を払い続けてきました

ところが最近、よくよく調べてみたら3kW契約でも問題なかったことに気づきました。基本料金は契約kWに比例するので、見直すだけで基本料金が半額になる計算です。年間で約40,000円の削減。設備は何も変えずに、電力会社に連絡するだけで。

この記事では、私の実体験をもとに、動力契約で見落としがちな「契約kW数」の落とし穴と、見直しの具体的な手順を解説します。

この記事でわかること

  • 動力契約(三相200V)の基本料金の仕組み
  • エアコンの「馬力」と契約「kW数」は別物という事実
  • 30年気づかず6kW契約を続けていた私の失敗
  • 契約kWを下げる手順(電話1本でできる)
  • 電気屋さんがアドバイスしてくれない理由

目次

動力契約とは?(飲食店・事務所に多い)

動力契約とは、業務用の三相200Vの電源を使う契約のことです。主に以下の機器で使われます。

  • 業務用エアコン(最も一般的)
  • 大型冷蔵庫・冷凍庫
  • 業務用食洗機
  • 高火力電磁調理器
  • コンプレッサー等の動力機械

一般家庭の「電灯契約」とは別枠で、飲食店・事務所・小売店の多くが別途契約しています。電気代の請求書に「電灯」と「動力」の2つの欄がある場合、動力契約をしているということです。

動力契約の料金の仕組み|基本料金が契約kWに比例する

動力契約の電気料金は、以下の2つで構成されます。

動力契約の料金 = 基本料金 + 使用量料金

基本料金 契約kW数 × 単価(約1,100円/kW)
→ 使っても使わなくても毎月発生
使用量料金 使ったkWh × 単価(約15〜20円/kWh)
→ 実際に使った分だけ

※単価は電力会社・プランによって異なります

ポイントは「基本料金は契約kWに比例する」こと。契約kWを下げれば、使っていない月も含めて毎月の固定費が下がります。

契約kW別の基本料金シミュレーション

契約kW 月額基本料金 年額基本料金
3kW 約3,300円 約39,600円
6kW 約6,600円 約79,200円
10kW 約11,000円 約132,000円

6kWから3kWに下げるだけで、年間約40,000円の削減になります。使用量料金は変わらないので、純粋な固定費削減です。

エアコンの「馬力」と契約「kW数」は別物

ここが最大の落とし穴でした。

業務用エアコンには「5馬力」「8馬力」といった表記があります。この「馬力」と「契約kW数」を同じものだと思い込んでいませんか?——私はそう思っていました。

⚠️ よくある誤解
「エアコンが5馬力だから契約も6kWくらい必要」
これは間違いです。

馬力とは「冷暖房能力」のこと

エアコンの「馬力」は冷房・暖房の能力(kW)を示す単位です。「5馬力 = 冷暖房能力14kW」というように、部屋を冷やす/暖める能力の大きさです。

契約kWは「同時使用の電力」のこと

一方、契約kWはエアコンが実際に消費する電力量を基準にします。最近のインバーター式エアコンは省エネ技術が進んでおり、5馬力のエアコンでも実際の消費電力は2〜3kW程度というケースが多いです。

私の実例

  • 使用中のエアコン:ダイキン 天吊ワンダ風流 5馬力
  • 冷房能力:14kW
  • 消費電力:定格約3kW程度
  • 必要な契約kW:3kWで足りる(6kWは過剰)

つまり「エアコンの馬力が5馬力だから6kW契約が必要」は単なる思い込みでした。古いエアコン(30年前)は確かに消費電力が大きく6kW必要だったかもしれませんが、買い替えた時点で契約kWも見直すべきだったのです。

30年気づかずに6kW契約を続けていた私の失敗

時系列で振り返ると、こうなります。

時期 出来事 契約kW
30年前(開店時) 大型業務用エアコン設置(古いタイプ・消費電力大) 6kW
(当時は妥当)
7年前 エアコンを入れ替え(省エネ型に) 6kWのまま
(見直せた)
現在 調べて初めて3kWで足りると気づく 3kWに変更予定

7年前にエアコンを買い替えた時点で契約を見直していれば、7年分で28万円を払わずに済んだ計算です。これは完全に私の勉強不足でした。

なぜ電気屋さんは教えてくれなかったのか

エアコンを取り替えた電気屋さんは、契約kWの見直しについては一言もアドバイスしてくれませんでした

理由を考えてみると、いくつか思い当たります。

理由① 電気屋さんの仕事は「工事」であって「契約の見直し」ではない

電気屋さんはエアコンの設置・配線工事のプロですが、電力会社との契約内容は業務範囲外です。工事完了がゴールであり、そこから先の「契約も見直しましょう」というサービスは基本的に提供していません。

理由② 契約変更は電力会社の仕事

契約kW数の変更は、電力会社(東京電力・関西電力などの地域電力会社)に直接連絡する必要があります。電気屋さんは契約当事者ではないため、アドバイスする立場にありません。

理由③ 「下げても大丈夫」の判断は自己責任

契約kWを下げて実際に電力が足りなかった場合、ブレーカーが落ちて営業に影響が出ます。電気屋さんが「3kWで大丈夫です」とアドバイスして、もし足りなかったら責任問題になります。安全側に倒して何もアドバイスしない方がリスクが低いのです。

結論として、契約kWの見直しは自分でやる必要があるということです。誰も教えてくれません。

動力契約kWを下げる手順(3ステップ)

STEP 1|現在の契約kWを確認する

電気代の請求書(検針票)の「動力」欄を確認します。「契約電力」として「6kW」「3kW」などと記載されています。

STEP 2|使用中の機器の消費電力を確認する

エアコン・冷蔵庫・食洗機など動力契約で動く機器の消費電力を、取扱説明書またはメーカーのWebサイトで確認します。「定格消費電力」または「冷房消費電力」の数値を合計したものが、必要なkW数の目安です。

確認のコツ

  • 同時に動く機器の最大消費電力を合計する
  • 夏場のピーク時を想定(エアコン・冷蔵庫フル稼働)
  • 余裕を見て1.2〜1.5倍程度の契約kWを選ぶ

STEP 3|電力会社に連絡して契約変更を申し込む

契約している電力会社(東京電力・関西電力など)に電話またはWebで連絡します。「動力の契約kWを◯kWに変更したい」と伝えればOK。

  • 費用:基本的に無料(工事が必要な場合のみ数千円)
  • 工事の有無:ブレーカー交換や計器調整で工事が必要な場合あり
  • 所要期間:申込から1〜2週間程度
⚠️ 注意:契約kWを下げすぎると、ピーク時にブレーカーが落ちて営業停止のリスクがあります。夏場の最も電力を使う日を想定して、余裕を持った設定にしてください。

契約kW見直しと合わせてやるべきこと

① 電力会社自体の見直し(電力自由化)

2016年の電力自由化以降、動力契約も新電力会社に切り替え可能です。契約kWを見直すタイミングで、電力会社自体を比較すれば、基本料金+使用量料金の両方を削減できます。

飲食店・店舗向けに特化した新電力もあり、地域電力より10〜20%安くなるケースがあります。まずは無料の比較シミュレーションで現在の契約との差額を確認してみてください。

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② 電灯契約のアンペア数も見直す

動力と同じく、電灯契約のアンペア数も過剰になっていることがあります。30A・40A・50A・60Aでそれぞれ基本料金が違うため、こちらも見直し対象です。

③ 省エネ機器への切り替えも検討

10年以上使っている業務用冷蔵庫・冷凍庫は、新型と比べると消費電力が1.5〜2倍ということがあります。設備投資が必要ですが、補助金を活用できる場合もあります。

よくある質問

Q. 契約kWを下げて足りなかったらどうなりますか?

ピーク時にブレーカーが落ちます。すぐに契約kWを元に戻す(または増やす)手続きをすれば問題ありません。工事費がかかる場合はありますが、営業に大きな影響が出る前に対応できます。

Q. 契約kWを下げる工事は必要ですか?

多くの場合、電力会社側での設定変更のみで完了します。ブレーカーの種類や古さによっては交換工事が必要になるケースもあるため、申し込み時に確認してください。

Q. 新電力でも動力契約は可能ですか?

可能です。多くの新電力会社が低圧電力(動力)に対応しています。ただし高圧受電設備を持つ大型施設は対象外のこともあるため、比較サイトで対応状況を確認してください。

Q. エアコンの製造年月が古い場合、契約kWはどう決めればいいですか?

10年以上前のエアコンは、省エネ型と比べて消費電力が大きい可能性があります。機器の「定格消費電力」をまず確認し、不明な場合は電力会社に「◯馬力のエアコンなら何kW契約が妥当か」と相談するのが確実です。

Q. 店舗を移転・リニューアルするときのタイミングはどうですか?

移転・リニューアルは契約見直しの絶好のタイミングです。新しいエアコン・冷蔵庫の消費電力を事前に確認し、必要最小限の契約kWで新規契約しましょう。

まとめ|動力契約の見直しは「電話1本」で数万円の節約

📌 この記事のポイント

  • 動力契約の基本料金は契約kW × 約1,100円。契約kWを下げれば毎月の固定費が下がる
  • エアコンの「馬力」と契約「kW数」は別物。5馬力でも契約3kWで済むことがある
  • 30年前は適正だった契約kWが、省エネエアコンに買い替えた今は過剰になっているケースが多い
  • 電気屋さんは契約アドバイスをくれないので自分で見直す必要がある
  • 電話1本・工事不要で年間数万円の削減が可能

私の場合、6kWから3kWに下げれば年間約40,000円の削減です。30年間気づかなかった自分を悔やみますが、今から見直せばあと10年・20年の削減効果があります。

電気代の請求書に「動力」欄がある方は、一度契約kWを確認してみてください。5分で気づける可能性のある、大きな固定費削減です。

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この記事を書いた人

実店舗経営30年。固定費の見直し(電気・通信・保険)で年間約19万円を削減した経験をもとに、小規模事業者が「知らないと損する」お金の話を発信。難しい経営知識より、明日から使える実践情報を優先しています。

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