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「新電力ってよく聞くけど、結局なに?」「切り替えたら停電しない?」「2022年に撤退した会社もあったし、今から切り替えるのは怖い」
2016年の電力自由化をきっかけに「新電力」という言葉が広まりましたが、仕組みをきちんと理解しないまま放置している事業者が多いのが現状です。
この記事では、新電力の仕組み・メリット・デメリットを、小規模事業者の目線でわかりやすく解説します。
筆者は30年、実店舗を経営してきた現役の飲食店オーナーです。15年以上放置していた大手電力契約を新電力に切り替えて年間約10万円の削減を実現。2022年の電力危機も固定単価プランで乗り切った実体験を踏まえて解説します。
📌 この記事の結論
- 新電力とは電力自由化で参入した新しい小売会社。送電網は大手電力と同じものを使う
- 停電リスク・電気の品質は変わらない(倒産しても大手電力が自動バックアップ)
- 選ぶなら「市場連動型」ではなく「固定単価型」が安全
- 月の電気代3万円以上なら切替で年数万円の削減が見込める
- 筆者(30年現役)は切替で年10万円削減、2022年の電力危機も固定プランで影響ゼロ
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📋 この記事でわかること
- 新電力とは何か(30秒でわかる仕組み)
- 切り替えのメリット5つ・デメリット3つ
- 「停電する」「品質が下がる」は本当かを検証
- 2021-22年の撤退問題と、今から切り替える場合のリスク管理
- 小規模事業者が切り替えるべきかの判断基準
- 切り替えの5ステップと注意点
新電力とは?30秒でわかる仕組み
新電力とは、2016年4月の電力完全自由化以降に電気の小売に参入した会社の総称です。東京電力・関西電力・中部電力などの「旧一般電気事業者(大手電力会社)」に対して、新しく参入した事業者を「新電力」と呼びます。
電気が届く仕組み(変わらない部分)
- 発電所で電気をつくる(火力・太陽光・風力など)
- 送電線で届ける(大手電力の送電網をそのまま使用)
- 小売会社が料金を請求(←ここだけが変わる)
つまり、変わるのは「請求元の会社」だけです。送電線・電柱・メーターはこれまでと同じものを使います。電気の品質(電圧・周波数)も変わりません。
大手電力と新電力の関係
| 大手電力会社 | 新電力 | |
|---|---|---|
| 代表例 | 東京電力・関西電力・中部電力など | ハルエネでんき・Looopでんき・ENEOSでんき等 |
| 送電線 | 自社所有 | 大手電力の送電線を借りる |
| 料金 | 規制料金ベース | 自由設定(安いプランが多い) |
| 停電リスク | 同じ | 同じ(送電網が同一のため) |
新電力のメリット5つ
メリット① 電気代が安くなる可能性がある
新電力は大手電力より安い料金プランを設定していることが多いです。特に使用量が多い事業者ほど削減額が大きくなる傾向があります。筆者の場合、切り替えだけで月8,000〜9,000円・年間約10万円の削減につながりました。
メリット② 工事不要・手続きだけで切り替えられる
新電力への切り替えに工事は不要です。申し込みフォームに10分記入するだけで、1〜2ヶ月後に自動的に切り替わります。旧電力会社への解約連絡も原則不要。立ち会い・停電も発生しません。
メリット③ 停電リスクは変わらない
送電線は大手電力のものをそのまま使うため、新電力に切り替えても停電リスクは変わりません。万が一、新電力会社が倒産しても、大手電力が自動的にバックアップする仕組み(最終保障供給)があるため、電気が止まることはありません。
メリット④ 契約の縛りが緩いプランが多い
多くの新電力は解約金・違約金なしのプランを提供しています。「試しに切り替えてみて、合わなければ戻す」ができるため、リスクが低いです。
メリット⑤ セット割やポイント還元がある
ガスとのセット割・スマホとのセット割・ポイント還元など、大手電力にはない独自の特典を提供している会社があります。
新電力のデメリット3つ
デメリット① 市場価格連動型プランは値上がりリスクがある
一部の新電力は「市場連動型」の料金プランを採用しています。電力市場価格が高騰した場合、大手電力より電気代が高くなるケースが2021〜2022年の電力危機で実際に起きました。
デメリット② 新電力会社の経営リスク
2021〜2022年に電力価格が高騰した際、複数の新電力会社が事業撤退・倒産しました。ただし前述の通り、倒産しても電気は止まりません。大手電力が引き継ぎます。ただし、一時的に割高な「最終保障供給」契約になるため、早めに次の電力会社を探す必要があります。
デメリット③ すべての事業者が安くなるわけではない
使用量が少ない場合や、すでに大手電力の最適プランに入っている場合は、新電力に切り替えても安くならない(むしろ高くなる)ケースがあります。必ずシミュレーションで現在の料金と比較してから判断してください。
🔥 30年経営者のリアル体験|2022年電力危機をどう乗り切ったか
筆者は2020年に大手電力→新電力(固定単価型)に切替て月8,000〜9,000円削減していました。2022年の電力危機で「新電力は危ない」報道が出た時、周辺の経営者仲間は焦って大手に戻していました。でも筆者は固定単価の契約だったので料金の変動なし。逆に市場連動型だった仲間は月の電気代が1.5〜2倍に跳ね上がり、戻すまでの数ヶ月で数十万円の追加負担を抱えていました。新電力を選ぶ時は「会社」より「プランの種類」が重要だと痛感した体験です。
「新電力は危ない」は本当か?よくある誤解を解消
| よくある不安 | 事実 |
|---|---|
| 停電しやすくなる? | しません。送電線は大手電力と同じものを使います。 |
| 電気の品質が落ちる? | 落ちません。電圧・周波数は全国統一で管理されています。 |
| 倒産したら電気が止まる? | 止まりません。大手電力が自動的にバックアップします。 |
| 違約金が高い? | 多くのプランは解約金ゼロ。契約前に確認すればOKです。 |
| 手続きが面倒? | Web申し込みのみ。旧電力への連絡も原則不要です。 |
小規模事業者が切り替えるべきかの5つの判断基準
すべての事業者が新電力に切り替えるべきとは限りません。以下の基準で判断してください。
| 条件 | 判断 |
|---|---|
| 月の電気代が3万円以上 | 切り替え検討の価値あり |
| 開業から5年以上電力会社を変えていない | 高確率で削減余地あり |
| テナント物件で高圧一括受電されている | 切り替え不可の場合あり |
| 月の電気代が1万円未満 | 削減額が小さく手間に見合わない場合も |
| 現在すでに新電力(市場連動型) | 固定単価型への切替を検討 |
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新電力への切り替え手順(5ステップ)
切り替えの流れ
- 検針票(電気代の請求書)を手元に用意する
→ 契約番号・供給地点番号・現在の使用量がわかる - 比較サイトでシミュレーションする
→ エネチェンジ等で複数社の料金を一括比較 - 安くなるプランがあれば申し込む
→ Webフォームから5〜10分で完了 - 旧電力への解約連絡は原則不要
→ 新しい電力会社が手続きを代行してくれる - 1〜2ヶ月後に自動切り替え完了
→ 停電なし・工事なし・立ち会い不要
切り替え前に確認すべき3つの注意点
注意① 料金プランの種類を確認する
「市場連動型」は電力市場の価格に連動して料金が変わるため、高騰時にリスクがあります。「固定単価型」のプランを選ぶのが安全です。2022年の電力危機で痛い目を見たのは市場連動型プランの契約者が大半でした。
注意② 解約条件・最低利用期間を確認する
多くの新電力は解約金ゼロですが、一部に「1年縛り」「解約違約金あり」のプランがあります。契約前に必ず確認してください。
注意③ テナントの場合は契約形態を確認する
ビル全体で高圧一括受電をしている場合、テナント側で個別に電力会社を変更できないことがあります。まず管理会社・オーナーに確認してください。
よくある質問
Q. 賃貸テナントでも新電力に切り替えられますか?
低圧契約(一般的なメーターが設置されている場合)であれば、借主側で自由に電力会社を選べます。高圧一括受電の場合は変更できないことがあるため、管理会社に確認してください。
Q. 切り替え後に後悔したら戻せますか?
解約金なしのプランであれば、いつでも元の大手電力に戻せます。戻す手続きも申し込みだけで完了します。
Q. 新電力はどこの会社がおすすめですか?
使用量・エリア・業態によって最適な会社は異なります。1社だけを選ぶのではなく、比較サイトで複数社を比較して判断することをおすすめします。法人・店舗なら実績豊富なハルエネでんきも候補。
Q. 法人でも切り替えられますか?
法人・個人事業主ともに切り替え可能です。むしろ使用量が多い法人のほうが削減効果が大きい傾向があります。
Q. 青色申告していると新電力切替でさらに得ができますか?
直接の関係はありませんが、青色申告なら電気代の変動を会計ソフトで「水道光熱費」として自動仕訳でき、月次・年次の効果測定がしやすくなります。また省エネ設備導入と組み合わせる場合、30万円未満の設備を一括経費化できる少額特例も使えて節税効果が高まります。
まとめ|新電力は「試してみる」リスクがほぼゼロ
- 新電力とは、電力自由化で参入した新しい電気の小売会社
- 送電線は大手電力と同じ → 停電リスク・品質は変わらない
- 切替は工事不要・費用ゼロ・Web申し込みだけ
- プランは必ず「固定単価型」を選ぶ(市場連動型は高騰リスク)
- 月の電気代が3万円以上なら年間数万円の削減が見込める
- まずシミュレーションで「安くなるか」を確認するのが第一歩
「知らないから変えない」で毎月余分な電気代を払い続けるのは、純粋にもったいないことです。筆者も15年放置した結果、150万円以上余計に払っていたと計算できました。まず無料の比較シミュレーションから始めてみてください。
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