飲食店のキャッシュレス決済はAirペイとSquareを併用すべき?40年経営者の実例

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「AirペイとSquareは、両方契約した方がいいのか」

「比較記事を読んでも、結局どちらにすればいいか迷う」

「小さな飲食店で、2つの決済サービスを持つ意味はあるのか」

キャッシュレス決済を調べると、AirペイとSquareはよく比較されます。ただ、現場で本当に迷うのは、どちらが上かではなく、自分の店では片方で足りるのか、併用する価値があるのかです。

筆者は40年、飲食店を経営してきました。Airペイを導入して使ってきた経験があり、Squareも店舗運営やイベント営業の視点で見てきました。この記事では、比較表ではなく、飲食店オーナーが最後に判断するための考え方をまとめます。

結論|小規模店はまず片方で十分。例外的に併用を考える

  • 固定店舗で長く使うなら、まずAirペイを軸に考える
  • イベント営業や早い入金を重視するならSquareが候補
  • 固定店舗とイベント営業の両方がある店は併用の価値あり
  • 資金繰りが厳しい時期は、入金スピードも判断材料にする
AirペイとSquareを併用するべき飲食店と片方で十分な飲食店を比較するイメージ図
AirペイとSquareは、優劣ではなく営業スタイルで選ぶのが現実的です。

先に手数料や端末の違いを一覧で見たい方は、AirペイとSquareの比較記事も参考にしてください。本記事では、その比較を読んだ後の「実際にどう決めるか」に絞って説明します。

目次

AirペイとSquareは併用できるのか

AirペイとSquareは、同じ店舗で併用できます。たとえば、普段の店舗営業ではAirペイを使い、イベント出店や臨時販売ではSquareを使う、という運用は考えられます。

ただし、併用できるからといって、すべての飲食店が両方契約すべきというわけではありません。決済端末が増えると、管理するID、売上明細、入金日、スタッフへの説明も増えます。

小さな店ほど、仕組みはシンプルな方が続きます。レジ前でスタッフが迷わず操作できること、売上と入金を会計ソフトで追いやすいこと、締め作業が複雑になりすぎないことが大切です。

特に個人店や少人数の飲食店では、店主が調理、接客、仕入れ、経理まで見ることも珍しくありません。決済サービスを増やすほど、月末に確認する画面や明細も増えます。便利さだけでなく、管理にかかる手間も含めて考える必要があります。

Airペイの申込前に確認する書類や審査準備は、Airペイの審査・申込で準備すべきことで詳しくまとめています。併用を考える前に、まず1つ目を確実に導入できる状態にするのが現実的です。

私が両方を見て感じた違い

40年飲食店を続けてきて感じるのは、決済サービスはカタログ上の数字だけでは判断できないということです。手数料が近くても、現場での使いやすさ、入金スピード、通信環境への強さで印象は変わります。

Airペイは、固定店舗で落ち着いて使う決済端末として考えやすいです。iPadやWi-Fi環境を整えて、スタッフが同じ手順で操作できるようにすれば、日々の会計は安定しやすくなります。

Squareは、始めやすさや入金スピードの面で魅力があります。イベント営業、短期出店、テイクアウト中心の営業など、固定店舗とは違う動き方をする場合に使いやすいと感じます。

実際にAirペイとSquareを現場目線で見た違いは、AirペイとSquareを両方使った実体験でも詳しく書いています。この記事では、そのうえで併用すべきかを判断します。

こんな店ならAirペイだけで十分

固定店舗で毎日営業していて、店内に安定したWi-Fiがあり、Airレジも使う予定があるなら、まずAirペイだけで十分なケースが多いです。

  • ランチ・ディナー営業が中心の固定店舗
  • iPadをレジ周りに常設できる
  • スタッフが同じ場所で会計する
  • 交通系ICやQR決済までまとめて管理したい
  • イベント出店や移動販売が少ない

このタイプの店では、複数サービスを持つより、1つの決済サービスに慣れた方が現場は楽です。スタッフ教育も簡単になり、レジ締めや売上確認も一本化できます。

決済端末全体の選び方を見たい場合は、飲食店向けキャッシュレス決済端末の選び方も参考になります。Airペイだけで足りるか、他サービスも見るべきかを整理しやすくなります。

こんな店ならSquareだけで十分

一方で、Squareだけで十分な店もあります。特に、開業直後でまず早くキャッシュレス対応したい店、イベント営業が多い店、入金スピードを重視する店ではSquareが候補になります。

  • イベント出店や催事販売が多い
  • 固定のWi-Fi環境がまだ整っていない
  • スマホや小型端末で始めたい
  • 売上の入金スピードを重視したい
  • まず小さく試してから本格導入したい

Squareは、固定店舗以外の営業と相性が良い場面があります。私がイベント営業を考えるなら、端末の持ち運びや入金スピードはかなり大きな判断材料になります。

ただし、手数料は売上規模が大きくなるほど負担感が出ます。月商100万円、200万円、300万円でどのくらい負担が変わるかは、Squareの手数料を月商別に確認する記事で確認しておくと安心です。

こんな店なら併用を検討する価値がある

AirペイとSquareの併用を検討する価値があるのは、営業スタイルが1つに固定されていない店です。

  • 固定店舗の営業に加えて、イベント出店もある
  • 店内用と屋外用で決済環境を分けたい
  • 入金サイクルを分散して資金繰りを安定させたい
  • 通信トラブル時の予備手段を持っておきたい
  • スタッフ数が多く、会計導線を分けたい

たとえば、店内ではAirペイ、イベントではSquareという形なら役割がはっきりします。逆に、同じレジ台に2つの端末を並べて、スタッフが毎回どちらを使うか迷うような運用はおすすめしません。

併用するなら、目的を明確にすることが大切です。「なんとなく安心だから両方」ではなく、「イベント用」「予備用」「入金スピード用」のように役割を決めておくと管理しやすくなります。

資金繰りの面では、入金日も大事です。Airペイの入金日と支払日のズレが気になる方は、Airペイの入金サイクルと資金繰り実例もあわせて確認してください。

併用すると費用はどのくらい増えるのか?

AirペイとSquareを併用する場合でも、必ずしも大きな固定費が増えるわけではありません。

実際に確認すべきなのは、端末費用、決済手数料、入金サイクルです。

飲食店の場合、キャッシュレス決済の比率が高いほど手数料は増えますが、併用したからといって手数料が二重にかかるわけではありません。

40年飲食店を続けてきた経験では、数千円の差を気にするよりも、営業中に決済できないリスクを減らす方が重要でした。

特にイベント出店や臨時営業がある店では、予備手段を持つ意味もあります。

併用で気をつけたいのは「売上管理が分かれること」

AirペイとSquareを併用すると、売上の入口が2つになります。これは便利な一方で、月末の確認作業は少し増えます。どちらの端末でいくら売れたのか、いつ入金されるのか、手数料はいくら引かれたのかを別々に確認する必要があります。

飲食店では、売上があることと現金が手元にあることは別です。月商200万円の店でキャッシュレス比率が50%なら、キャッシュレス売上だけで月100万円あります。その入金がAirペイとSquareに分かれると、資金繰り表でも別々に見ておかないと、支払予定とのズレに気づきにくくなります。

特に家賃、仕入れ、人件費、税金、社会保険料が同じ時期に重なる月は注意が必要です。40年店を続けてきて感じるのは、売上よりも「入金日」と「支払日」を同じ表で見ることが大事だということです。

スタッフが使い分けられない併用は逆効果

併用で失敗しやすいのは、スタッフがどちらの端末を使えばいいか迷う状態です。忙しい時間帯に「これはAirペイ?Square?」と確認が必要になると、会計が止まり、お客様の待ち時間も増えます。

併用するなら、店内レジはAirペイ、イベントはSquareのように、使う場所や場面をはっきり分けた方が現実的です。スタッフ教育も「店内ではこれ」「外ではこれ」と決めた方が覚えやすくなります。

逆に、同じ店内で2つの端末を何となく使い分ける運用はおすすめしません。管理も教育も複雑になり、結果的にミスが増える可能性があります。小さな店では、便利さよりもシンプルさを優先した方が長続きします。

40年経営者ならこう判断する

私なら、まずは店の営業スタイルを3つに分けて考えます。

店舗タイプ 判断 理由
固定店舗中心 Airペイ中心 店内会計を一本化しやすく、スタッフ教育もしやすい
イベント・短期営業中心 Square中心 持ち運びや入金スピードを重視しやすい
固定店舗+イベント 併用を検討 店内用と外部営業用で役割を分けられる

40年経営してきた実感では、決済端末は「高機能なものを全部入れる」より、現場で間違えずに使えることが大切です。スタッフが迷う仕組みは、どれだけ便利でも長続きしません。

また、通信環境も軽く見ない方がいいです。AirペイはWi-Fi環境が重要ですし、Squareも通信が不安定なら会計は止まります。決済端末を選ぶ前に、店舗のインターネット環境を確認することも忘れないでください。

固定店舗で長く使うなら

Airペイを公式サイトで確認する →

※公式サイトへ移動します

早く始めたい・イベント用なら

Squareを公式サイトで確認する →

※公式サイトへ移動します

まとめ

AirペイとSquareは併用できます。ただし、小規模飲食店では、最初から両方を契約するより、まずは自分の店の営業スタイルに合う片方を選ぶ方が現実的です。

  • 固定店舗で長く使うならAirペイ
  • イベント営業や早い入金を重視するならSquare
  • 固定店舗とイベント営業の両方があるなら併用も検討
  • 併用するなら、役割をはっきり分ける

40年飲食店を続けてきて思うのは、決済サービス選びに完璧な正解はないということです。大切なのは、手数料の数字だけではなく、スタッフが使いやすいか、入金日を読めるか、通信環境に合うか、そして自分の店の資金繰りに無理がないかです。

迷ったら、まずはAirペイとSquareの比較で基本条件を確認し、そのうえで本記事の判断基準に当てはめてください。片方で十分な店もあれば、併用が強みになる店もあります。自分の店で無理なく続けられる形を選ぶことが、いちばん失敗しにくい選び方です。

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この記事を書いた人

実店舗経営30年。固定費の見直し(電気・通信・保険)で年間約19万円を削減した経験をもとに、小規模事業者が「知らないと損する」お金の話を発信。難しい経営知識より、明日から使える実践情報を優先しています。

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