飲食店のクラウド会計ソフト比較3選|30年経営者がマネフォ10年使って選んだ最適解【2026年】

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「領収書をExcelに手入力している」

「確定申告の時期に毎年ひどい目にあう」

「税理士に頼むほどではないけど、帳簿が追いついていない」

——飲食店オーナーさんから本当によく聞く声です。

筆者は40年、実店舗を経営してきた現役の飲食店オーナー。マネーフォワード クラウドを10年以上使い続けています。結論を先にお伝えします。

【結論】タイプ別の正解はこれ

  • スマホ中心・経理知識ゼロ → freee(UIが最もやさしい)
  • コスパ重視・銀行連携多用 → マネーフォワード(筆者の10年選択)
  • まずコスト0円から → 弥生会計オンライン(初年度無料)

3社とも無料トライアルあり。迷ったら2社試して肌に合う方を選ぶのが正解。

経理知識ゼロでも即使える定番

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飲食店のクラウド会計ソフトでレシート・通帳・カード明細をまとめて管理し、経理時間を短縮するイメージ図
会計ソフトは、税金のためだけでなく毎月の数字を早く見るための道具です。
目次

飲食店こそ会計ソフトが必要な理由

飲食店の経理は、他業種と比べて特殊な事情があります。

  • 現金売上が多い(レジ締め・日次集計が必要)
  • 仕入れが毎日発生する(食材・消耗品の領収書が大量)
  • 人件費の変動が大きい(アルバイトのシフト変動)
  • 水道光熱費・家賃など固定費の管理が重要

これらを手作業で管理するのは膨大な手間です。クラウド会計ソフトを導入すれば、以下が自動化されます。

手作業の場合 会計ソフト導入後
領収書を手入力・ファイリング スマホで撮影→自動仕訳
銀行明細をコピペ入力 銀行口座を連携→自動取込
確定申告書を手で作成・計算 ボタン1つで申告書を自動作成
利益が月次でわからない リアルタイムで損益確認

私の店では、毎月の確認作業にかける時間がかなり減りました。正確に毎月同じではありませんが、通帳・カード明細・売上データをまとめて確認しやすくなったことで、経理の負担は体感として軽くなっています。

40年経営者の実体験|マネフォ10年で変わったこと

筆者の店(客単価2,800円・席数20)で、マネーフォワード クラウドを10年以上使い続けた実効果をお伝えします。

導入前と導入後の数字

項目 導入前(Excel管理) マネフォ導入後
月次記帳の時間 月6〜8時間ほど 月1時間前後
確定申告の準備時間 年20〜30時間ほど 年3〜5時間ほど
月次損益の把握 翌月中旬 即日
記帳ミスの発見 決算時に後手 月次で即発見
年間の時間削減イメージ 年間70〜100時間ほど

私の店では、月8時間ほどかかっていた確認作業が、会計ソフト導入後は月1時間前後まで減った時期がありました。正確に毎月同じではありませんが、経理にかける時間はかなり減りました。

仮に時給1,500円で考えると、年間で数万円から十数万円分の時間を別の仕事に回せる感覚です。会計ソフトの月額費用はかかりますが、現場では「数字を見るまでの時間が短くなること」の価値が大きいと感じています。

40年経営で一番変わったのは「数字を見るタイミング」

会計ソフトを入れて一番大きく変わったのは、確定申告そのものよりも、毎月の数字を見るタイミングです。

昔は、領収書をまとめるのも、通帳を確認するのも、どうしても後回しになっていました。忙しい月はレシートが封筒にたまり、確定申告の前になってから一気に整理する。飲食店を長くやっている方なら、この状態に心当たりがあると思います。

筆者の場合、手作業で整理していた頃は、月の経理作業におよそ8時間ほどかかっていました。銀行口座、クレジットカード明細、現金売上、仕入れの請求書を別々に確認するため、数字を見るだけで疲れてしまう状態でした。

会計ソフトを使うようになってからは、銀行口座とカード明細を連携できるようになり、月の確認作業はおよそ1時間前後まで減りました。もちろん最終確認は必要ですが、毎月の売上・経費・利益を早い段階で見られるようになったことは、経営判断にかなり大きな影響がありました。

特に飲食店では、売上があっても現金が残らない月があります。原価、人件費、家賃、電気代、税金が重なると、利益と通帳残高は一致しません。会計ソフトで毎月の数字を見える化しておくと、「今月は使っていいお金なのか」「来月の支払いに残すべきお金なのか」を判断しやすくなります。

40年飲食店を続けてきて感じるのは、会計ソフトは税金のためだけの道具ではないということです。小さな店ほど、毎月の数字を早く見るだけで、仕入れ・人件費・固定費の判断が変わります。

マネフォを選んだ3つの理由

  • POSレジ(Airレジ)との連携:日次売上が自動で会計に反映。毎日の入力作業ゼロ
  • 銀行・カード連携の精度が高い:10年使って連携エラーはほぼゼロ
  • 月額1,078円〜で始められる:freeeの2/3のコストで機能は十分

ただし「スマホだけで完結したい」ならfreeeのほうがUIはやさしいです。筆者はPCも使うタイプなのでマネフォを選びましたが、スマホ一択派には向きません。このあたりは無料トライアルで試すのが最適解です。

飲食店が会計ソフトに求める機能

飲食店経営者が特に重視すべき機能は以下の5点です。

機能 飲食店での活用場面
📱 スマホでレシート読取 仕入れ領収書・食材費の仕訳を現場で即処理
🏦 銀行・カード自動連携 家賃・光熱費・カード払い経費を自動取込
📊 青色申告書の自動作成 65万円控除の申告書を自動生成
🔗 POSレジ・決済との連携 売上データを会計に自動反映
📈 損益リアルタイム確認 原価率・人件費率をいつでもチェック

主要3サービスを比較

クラウド会計ソフト主要3サービスを一覧比較します。

項目 freee会計 マネーフォワード
クラウド会計
弥生会計
オンライン
月額料金(個人) 1,628円〜 1,078円〜 1年間無料
(以降1,408円〜)
スマホ操作のしやすさ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆
レシート読取
銀行・カード連携数 3,000以上 2,500以上 1,500以上
青色申告65万控除
POSレジ連携 Airレジ等対応 Airレジ等対応 △ 限定的
無料トライアル 30日間 1ヶ月間 1年間無料
サポート チャット・電話 チャット・メール 電話サポート充実
こんな人向け スマホ中心・
経理初心者
コスパ重視・
PC派
コスト最優先・
電話サポート希望

※料金・機能は2026年4月時点の情報。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

① freee会計|スマホ操作が一番簡単

freeeはスマホアプリの使いやすさが3社で最高峰です。「経理の知識がゼロでも使える」をコンセプトに設計されており、飲食店オーナーが現場でレシートを撮って仕訳まで完結できます。

freeeが向いている飲食店オーナー

  • スマホで完結させたい・PCが苦手
  • 経理の知識がほとんどない
  • Airレジ・Squareとの連携を使いたい
  • 税理士と連携して確認してもらいたい

料金:スターター1,628円/月・スタンダード3,278円/月(個人事業主)

スマホ中心で経理知識ゼロでもOK

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② マネーフォワード クラウド|コスパと機能のバランス最良

マネーフォワードは銀行・カード・POSレジなどの連携精度が高く、自動仕訳が正確と評判です。月額料金もfreeeより抑えられており、コスパ重視の経営者に向いています。

筆者の10年選択でもあるため、自信を持っておすすめできます。特にAirレジユーザーとの相性が抜群です。

マネーフォワードが向いている飲食店オーナー

  • 月額コストをできるだけ抑えたい
  • 銀行口座・クレジットカードの連携を多く使いたい
  • PCとスマホ両方を使う
  • 給与計算・勤怠管理ソフトとまとめて使いたい
  • Airレジとの自動連携を活用したい

料金:パーソナルミニ1,078円/月・パーソナル1,408円/月(個人事業主)

40年経営者が10年使い続ける本命

1ヶ月無料・途中解約可・銀行/POS連携の精度が高い

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③ 弥生会計オンライン|初年度無料・コスト最優先

弥生会計は初年度完全無料で使えるプランがあり、とにかくコストを抑えたい方に最適。日本の会計ソフト市場で最も歴史が長く、税理士・会計事務所との連携実績も豊富です。電話サポートが充実しており「わからなければ電話で聞きたい」派にも向いています。

弥生会計が向いている飲食店オーナー

  • まずコストゼロで始めたい(1年間無料)
  • 困ったときに電話で聞けるサポートが欲しい
  • 顧問税理士がすでに弥生を使っている
  • シンプルな機能で十分・余分な機能は不要

料金:セルフプラン1年間無料(以降1,408円/月〜)

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飲食店のタイプ別おすすめ早見表

こんな経営者には おすすめ 理由
スマホで完結したい・経理知識ゼロ freee UI・スマホアプリが最も使いやすい
コスパ重視・銀行連携多用 マネーフォワード 料金が安く連携数が最多クラス
まずコストゼロで始めたい 弥生 初年度完全無料・電話サポート
顧問税理士と連携したい 弥生 or freee 税理士事務所での導入実績多数
給与・勤怠もまとめたい マネーフォワード クラウドシリーズで一元管理

💡 迷ったらfreeeとマネーフォワードの無料トライアルを両方試してみるのが最適解。実際に使ってみると操作感の好みがはっきりします。両方とも無料期間中の解約は簡単です。

導入後1か月でやること|会計ソフトを入れて終わりにしない

会計ソフトは、申し込んだだけでは経理が楽になりません。大切なのは、導入後1か月で「毎月見る流れ」を作ることです。

私が飲食店経営で感じてきたのは、売上表だけを見ても資金繰りは分からないということです。売上があるように見えても、仕入れ、人件費、家賃、税金、社会保険料、カード支払いが重なると、通帳残高は一気に減ります。

導入後まずやるべきことは、銀行口座、事業用カード、キャッシュレス決済の入金口座を連携することです。ここがつながっていないと、結局手入力が増え、会計ソフトを入れた意味が薄くなります。

次に、毎月同じ日に残高を確認する習慣を作ります。たとえば月末に、売上、入金予定、カード引き落とし、家賃、仕入れ支払いを一覧で見ます。これだけでも「今月はお金が残りそうか」「翌月の支払いに足りるか」が分かりやすくなります。

freeeとマネーフォワードの違いで迷う場合は、操作画面の好みだけでなく、毎月のお金の流れを見続けられるかで選ぶと失敗しにくいです。詳しくはfreeeとマネーフォワードの飲食店向け比較で、実際にマネーフォワードを使って感じたことをまとめています。

また、会計ソフトとカード明細を連携するなら、事業用と私用を分けておくことが前提になります。カードの使い分けは法人カードと個人カードの使い分けも参考にしてください。

40年店を続けてきて思うのは、会計ソフトは税理士に渡す資料を作るだけのものではなく、店主が自分の店のお金を毎月見るための道具だということです。難しい分析よりも、まずは「残高」「入金予定」「支払予定」を毎月同じ形で見るところから始めるのが現実的です。

導入前に確認すべき3つのポイント

① 青色申告承認申請書を提出しているか

会計ソフトで青色申告65万円控除を受けるには、事前に税務署へ「青色申告承認申請書」を提出している必要があります。まだなら先に提出を(開業から2ヶ月以内、または前年3月15日まで)。

② 使っている銀行・カードが連携対応しているか

各ソフトの公式サイトで「金融機関連携対応一覧」を確認してください。地方銀行・農協・ゆうちょは対応状況がソフトによって異なります。

③ 今使っているPOSレジと連携できるか

AirレジやSquareなどのPOSレジとの連携可否を確認すると、売上データの手入力が不要になります。freeeとマネーフォワードは対応サービスが多く、弥生は限定的です。

よくある質問

Q. 会計ソフトがあれば税理士は不要?

確定申告書の作成自体はソフトだけでも可能です。ただし節税対策・消費税の課税判断・法人化の検討は税理士に相談した方が確実に手残りが増えます。会計ソフトで帳簿を整えたうえで税理士に依頼すると顧問料を抑えられるというメリットもあります。

Q. 個人事業主と法人でソフトが異なる?

3社とも個人用・法人用のプランが分かれています。法人化した際にそのまま切替えられるため、最初から同じサービスを選んでおくとスムーズです。

Q. 領収書の紙の保管は不要になる?

電子帳簿保存法の「スキャナ保存」要件を満たせば、紙の領収書をデータ保存に切替え可能。各ソフトが対応機能を持っています。ただし要件を正確に守る必要があるため、導入時に確認を。

Q. 途中でソフトを乗り換えられる?

可能ですが、データ移行に手間がかかるため、できれば期首(1月または事業開始月)から新しいソフトを使い始めるのが理想。無料トライアルで使用感を確かめてから決めるのがベストです。

Q. インボイス制度には対応している?

3社とも対応済みです。2026年10月からの経過措置縮小(80%→50%)にも自動対応予定。

👉 消費税減税でインボイスはどうなる?2026年の経過措置

まとめ|迷ったら無料トライアルで決める

飲食店経営者にとって、クラウド会計ソフトの導入は「経理の手間を減らしながら節税もれを防ぐ」最も費用対効果の高い投資の1つです。

【3サービスの選び方まとめ】

  • freee:スマホ中心・経理知識ゼロでも使いたい人
  • マネーフォワード:コスパ重視・銀行連携を多く活用したい人(筆者の10年選択)
  • 弥生:まず無料で始めたい・電話サポートが欲しい人

40年経営してきた立場で言えば、「どれを選ぶか」より「始めるかどうか」が9割です。どのソフトも無料トライアルがあるので、まず試してみて肌に合うものを選んでください。

経理知識ゼロ向け

30日無料

freee →

筆者の10年選択

1ヶ月無料

マネフォ →

コストゼロ派に

1年間無料

弥生 →

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この記事を書いた人

実店舗経営30年。固定費の見直し(電気・通信・保険)で年間約19万円を削減した経験をもとに、小規模事業者が「知らないと損する」お金の話を発信。難しい経営知識より、明日から使える実践情報を優先しています。

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