飲食店の経費にできる・できないの境界線|30年経営者が年30万円の計上漏れを解消した実例【2026年】

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「お客さんとの食事代は経費になる?」

「自分の車を仕事でも使っているけど、全額経費でいい?」

「スタッフのまかないは経費になるの?」

——飲食店経営者から本当によく受ける質問です。

計上できるものを見落とせば節税の機会を逃し、計上できないものを入れれば税務調査でリスクになります。「これは経費か?」の境界線を正しく理解することが、手残りを増やす第一歩です。

筆者は30年、実店舗を経営してきた現役の飲食店オーナー。クラウド会計を導入する前は年30万円分の経費を計上し忘れていた経験があります。その反省から、飲食店でよく出る支出を「経費になる・ならない・条件付き」の3パターンで整理しました。

【結論】経費判定の2つの基準

  • 事業関連性:その支出が事業の収益を得るために必要だったか
  • 証明可能性:領収書・記録で支出の事実と目的を証明できるか
  • グレーゾーンは「按分+目的の記録」で対応
  • 削るべきは経費の見落とし(30年経営者の実績:年30万円分の発掘)

⚠️ 免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の税務判断は税理士または税務署にご確認ください。税制は改正される場合があります。

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📋 この記事でわかること

  • 経費になる・ならないの2つの判断基準
  • 飲食店でよくある支出の経費判定一覧(○・×・△)
  • 30年経営者が年30万円の計上漏れを発見した実例
  • グレーゾーン(車・スマホ・自宅)の按分と記録の残し方
  • 税務調査で指摘されやすいポイントと対策

目次

経費になるかどうかの判断基準

経費(損金・必要経費)として認められるには、「事業に関連する支出であること」が大原則です。税務上の判断基準は次の2点です。

判断基準 内容
① 事業関連性 その支出が事業の収益を得るために必要だったか
② 証明可能性 領収書・レシート・記録で支出の事実と目的を証明できるか

この2つを満たしていれば経費として計上できます。逆に「事業と無関係な個人的な支出」はどれだけ領収書があっても経費になりません

30年経営者の実例|年30万円の計上漏れを発見した

筆者がマネーフォワードを導入した初年度、驚いたのが銀行・カード連携で出てきた「計上し忘れていた経費」の量でした。1年間を振り返ると、年30万円分の経費を計上漏れしていました。

見落としていた経費ワースト5

項目 年間の計上漏れ額 原因
コンビニ・スーパーの少額消耗品 約9万円 レシート紛失・少額なので後回し
車両費(ガソリン・駐車料金) 約7万円 按分計算が面倒で放置
書籍・セミナー・研修費 約5万円 「事業関連か?」の判断で迷い未計上
サブスク(クラウドサービス・BGM) 約4万円 自動引落で存在を忘れていた
接待交際費(レシート裏メモなし) 約5万円 相手・目的を書かず経費化できず
合計 年約30万円 税率30%換算で約9万円の過払い税金

なぜこんなに漏れていたのか

  • レシートの紛失:現金払い・少額支出は翌月には記憶から消える
  • 自動引落の放置:口座から勝手に引かれるサブスクは存在自体を忘れる
  • 判断の後回し:「これ経費?」と迷った支出は未計上のまま決算へ
  • 按分の面倒さ:車・通信費の按分計算が手作業だと続かない

解決策|銀行・カード連携と習慣化

マネーフォワード導入後は、事業用カードで支払ったものが自動で経費候補に上がってくるため、漏れがほぼゼロになりました。さらに:

  • レシートはその場でスマホ撮影→AI仕訳提案
  • 自動引落のサブスクも月次で自動取込・一覧化
  • 按分が必要な項目は事前に割合を設定(車50%・スマホ70%など)

結果:年30万円の経費発掘=税率30%換算で年9万円の節税効果になりました。

飲食店の経費判定一覧

✅ 経費になるもの(確定)

支出の種類 具体例 勘定科目
食材・飲料の仕入れ 食材・調味料・酒類 仕入高
スタッフのユニフォーム 調理服・エプロン・制服 消耗品費・福利厚生費
スタッフのまかない 勤務中の食事提供(一定条件あり) 福利厚生費
取引先との接待飲食 仕入れ先・業者との食事 接待交際費
店舗の消耗品 割り箸・ナプキン・ラップ・洗剤 消耗品費
POSレジ・厨房機器(30万円未満) クラウドPOS・ミキサー等 消耗品費(一括償却)
広告・集客費用 チラシ・SNS広告・グルメサイト掲載 広告宣伝費
研修・勉強費用 料理教室・経営セミナー・専門書籍 研修費・新聞図書費
店舗Wi-Fi・通信費 光回線・POSのSIM回線 通信費
法人カードの年会費 事業用クレジットカードの年会費 支払手数料
会計ソフト・クラウドサービス マネーフォワード・スマレジ等の月額 通信費・支払手数料

❌ 経費にならないもの

支出の種類 理由
経営者本人の食事(プライベート) 事業との関連性なし。家族との外食も不可
所得税・住民税 個人の税金は経費にならない(法人税も同様)
国民年金・国民健康保険料(個人事業主) 経費ではなく「社会保険料控除」として別途控除
プライベートでのみ使う衣服・バッグ 店内での作業服でなければ経費不可
罰金・交通違反の反則金 法律上、損金不算入と定められている
元入金・借入金の返済元本 資産の移動であり費用ではない(利息部分は経費OK)

⚠️ 条件付きで経費になるもの(グレーゾーン)

支出の種類 条件・注意点
自家用車(仕事兼用) 事業使用割合(走行距離・使用頻度)で按分。記録帳をつけておくと安心
スマートフォン(仕事兼用) 事業使用割合で按分。専用端末なら全額OK
自宅の一部(在宅業務スペース) 事務作業に使う部屋の床面積割合で按分。「専用スペース」であることが重要
経営者自身の食事(業務中) 取引先との同席なら接待交際費OK。一人での食事は原則不可
スタッフへのまかない 「月3,500円以下の半額以上をスタッフが負担」の条件を満たせば給与課税なし。費用自体は経費OK
旅行費用(視察・研修目的) 視察目的の根拠(訪問先・目的の記録)が必要。観光が主目的ならNG
サブスクリプションサービス 店舗BGM(USENなど)はOK。個人的な動画配信サービスは事業関連性が必要
家族への給与(青色専従者) 「青色事業専従者給与」の届出提出が必要。実際に業務に従事していることが条件

グレーゾーンの正しい対処法

グレーゾーンの支出を経費にするためには、「証拠を残すこと」と「合理的な按分をすること」が重要です。

① 按分の記録をつける

  • 車:走行距離記録(事業用走行÷総走行距離)
  • スマホ:通話履歴・使用時間の記録(事業7:個人3など)
  • 自宅:間取り図で事業専用スペースの面積を記録

② 目的を記録する

  • 接待飲食:「相手の名前・会社名・目的」をレシートの裏に記載
  • 視察旅行:訪問先の店名・目的・学んだことをメモで残す
  • 研修・書籍:「何の業務に活かすか」を一言記録する

③ 事業用とプライベートを分ける

  • 法人カード・事業用口座を分けることで経費とプライベートの混在を防ぐ
  • クレジットカードの明細が証拠になるため、事業用カードで支払う習慣をつける

税務調査で指摘されやすいポイント

税務調査では、以下の支出が特に確認されやすいです。事前に対策をとっておきましょう。

指摘されやすい支出 対策
接待交際費の高額計上 相手の名前・目的・日時をレシートに必ず記載する
家族旅行を「視察」として計上 視察先の記録・訪問先のパンフレット・写真を保存する
車両費の全額計上(自家用車) 走行距離記録をつけ、合理的な事業使用割合を根拠として示す
領収書のない現金支払い レシートのない場合は「出金伝票」に内容・金額・目的を記録する
売上の一部を計上しない POSレジ・キャッシュレス明細と帳簿を一致させる

💡 調査対策の基本は「記録と一致」:POSレジの売上データ・銀行口座・クレジットカード明細・帳簿が一致していれば、税務調査でも説明しやすくなります。クラウドPOSと会計ソフトを連携させることで、この一致が自動的に保たれます。

経費管理を楽にする仕組み

経費を漏れなく・正確に管理するには、「自動化」と「習慣化」の2つが鍵です。

方法 具体的なやり方 効果
事業用カードに統一 仕入れ・消耗品・通信費をすべて事業用カードで支払う 明細が自動記録・領収書の紛失リスクゼロ
クラウド会計ソフト連携 銀行・カード・POSを会計ソフトと連携する 仕訳が自動提案・月次集計が数クリックで完了
レシートをすぐ撮影 支払い直後にスマホでレシートを撮影・アップロード 紙の紛失がなく電子保存法にも対応
月1回の帳簿確認 毎月末に未処理の取引を確認・仕訳を完了させる 確定申告時の作業が大幅に減る

マネーフォワード クラウド会計は、銀行口座・クレジットカード・POSレジと連携して取引を自動取り込みし、AIが仕訳を自動提案します。経費の計上漏れを防ぎながら、帳簿作成の手間を大幅に削減できます。

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よくある質問

Q. まかないは給与になるの?経費にはなる?

まかない費用自体は経費(福利厚生費)として計上できます。ただし従業員への課税については「月3,500円以下かつ従業員が半額以上を負担」という条件を満たさない場合、給与として課税されます。経営者自身のまかないは、事業所得の必要経費にはなりません(生活費扱い)。

Q. 領収書がない支出は経費にできない?

領収書がない場合でも「出金伝票」に支払い内容・金額・相手先・目的を記載することで経費として認められる場合があります。ただし金額が大きいほど証明が求められやすいため、できる限り領収書やレシートを入手する習慣を。

Q. 個人事業主と法人では経費の範囲が違う?

基本的な考え方は同じ(事業関連性・証明可能性)ですが、いくつか違いがあります。接待交際費は個人事業主に上限がありませんが、法人は年間800万円まで(中小法人)。また法人は役員報酬を損金にできますが、個人事業主の自分への「給与」は経費になりません。

Q. クレジットカードのポイント・キャッシュバックは収入?

事業用クレジットカードのポイント・キャッシュバックは「値引き」として扱われるため、原則として課税対象外です(使用時に値引きとして処理する)。ただし、処理の方法については税理士にご確認ください。

Q. 自宅兼事務所の家賃按分の割合は?

一般的には事業用スペースの床面積÷全体の床面積で計算。例えば8畳の事務スペースを家全体40畳のうちで使っていれば按分率20%。電気代も同様の按分で事業経費化できます。

Q. 経費の計上漏れを減らすコツは?

事業用カードに支払いを統一、②クラウド会計との銀行・カード連携、③レシートをその場でスマホ撮影——この3つだけで筆者は年30万円の漏れを解消しました。

まとめ|経費の計上漏れは「過払い税金」

30年経営してきた立場で断言しますが、経費の計上漏れ=過払い税金です。マネーフォワード導入前の筆者は、知らず知らずのうちに年9万円の税金を余計に払っていました。

  • 経費判定の基準:事業関連性+証明可能性の2点
  • グレーゾーンは按分+目的の記録で対応
  • 税務調査対策は領収書の保存+帳簿との一致
  • 経費管理の自動化は事業用カード+クラウド会計連携が最も効果的
  • 30年経営者の実績:年30万円の計上漏れを発見→税率30%換算で年9万円節税

経費の計上漏れは、そのままイコール「過払い税金」です。今一度、毎月の支出を見直してみてください。銀行・カード連携を使えば、過去の取引を遡って経費発掘できるのも大きな利点です。

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この記事を書いた人

実店舗経営30年。固定費の見直し(電気・通信・保険)で年間約19万円を削減した経験をもとに、小規模事業者が「知らないと損する」お金の話を発信。難しい経営知識より、明日から使える実践情報を優先しています。

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