飲食店の人件費率はいくらが適正?30年経営者がシフト+キャッシュレスで月10時間削減した実例【2026年】

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「人件費が売上の何%なら黒字を維持できる?」

「最低賃金が上がり続けているのに、価格転嫁できない」

——飲食店オーナーさんから本当によく聞く悩みです。

筆者は30年、実店舗を経営してきた現役の飲食店オーナー。人件費率35%まで上がってしまった時期から、シフト最適化+キャッシュレス化で28%まで下げた実体験があります。その経験を数字でお伝えします。

【結論】人件費率の目標と改善の効く順番

  • 適正ライン:25〜30%(業態による)
  • FLコスト(F+L)は売上の60%以内が鉄則
  • 改善の順番:現金管理削減 → シフト最適化 → 業務標準化
  • キャッシュレス化だけで月10時間の人件費削減が可能
  • 人件費率1%削減で月商100万円なら年12万円の利益増

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📋 この記事でわかること

  • 飲食店の人件費率の業界目安(4段階評価)
  • 業態別(カフェ・居酒屋・焼肉等)の人件費率の違い
  • 30年経営者が35%→28%に下げた改善5ステップ
  • 人件費率1%削減で年間いくら利益が変わるか試算
  • FLコスト60%以内に収める原価率とのバランス

目次

飲食店の人件費率の目安

人件費率の計算式

人件費率(%)= 人件費 ÷ 売上 × 100

人件費に含まれるもの:給与・パート時給・社会保険料・交通費・福利厚生費

飲食店の人件費率の目安は25〜35%。業態・規模・立地によって異なりますが、まずは以下の4段階で自分の店の位置を確認してください。

人件費率 状態 対応
25%以下 優秀・利益確保しやすい スタッフへの還元・採用強化を検討
25〜30% 良好・安定範囲 現状維持・シフト最適化で改善余地あり
30〜35% やや高め・要注意 シフト見直し・業務効率化が必要
35%超 高すぎ・利益圧迫 構造的な見直しが急務

業態別の人件費率の目安

業態 人件費率の目安 特徴
カフェ・喫茶店 25〜30% オペレーションが比較的簡単・1人で回せる
ラーメン・麺類 20〜28% 回転率が高い・少人数運営が可能
居酒屋・ダイニング 28〜33% 接客工数が多い・ピーク集中型
焼肉・鉄板 22〜28% 原価率が高いので人件費は低めに抑える必要
定食・大衆食堂 28〜33% 調理工数が多い・客単価が低め
寿司・海鮮 22〜28% 原価率高め・職人人件費の一方でPAは少なめ
テイクアウト・弁当 20〜25% 接客工数が少ない・効率運営可能

業態ごとに目安は違うので、自業態の上限を超えていたら要改善の目安で判断してください。

人件費率1%削減でいくら利益が変わるか

人件費率は原価率と同じで、わずかな改善でも年間の利益インパクトは大きいです。

月商 1%削減 3%削減 5%削減
50万円 年6万円 年18万円 年30万円
100万円 年12万円 年36万円 年60万円
200万円 年24万円 年72万円 年120万円
300万円 年36万円 年108万円 年180万円

月商100万円の店で人件費率3%削減=年36万円の利益増。たった3%で手残りが36万円変わります。

人件費率が高くなる原因

① 売上に対してスタッフが多すぎる

暇な時間帯・曜日にも一定数のスタッフを配置していると、人件費率が上がります。売上データを分析してピーク・オフピークのシフトを最適化することが基本です。

② 現金管理・レジ作業に時間をかけすぎている

現金の釣り銭準備・日次入金・レジ締め作業はすべて人件費です。キャッシュレス化でこれらの作業時間を削減することが、実質的な人件費削減につながります。

【現金管理にかかる時間】

  • 釣り銭準備(銀行往復含む):月1〜2時間
  • 日次入金・ATM作業:月2〜4時間
  • レジ締め・現金照合:1日15〜30分 × 営業日数

→ 月合計で10〜15時間の人件費コスト

③ 最低賃金の上昇に対応できていない

最低賃金は毎年上昇しています。同じスタッフ数・シフトでも、人件費率は自動的に上がります。価格改定・業務効率化を組み合わせた対応が必要です。

④ オペレーションが標準化されていない

スタッフによって作業スピードが違うと、繁忙時に余分なヘルプが必要になります。マニュアル化・レシピカード・動線整理でベテランと新人の差を埋めることが、人件費率安定の鍵です。

30年経営者の実例|人件費率35%→28%に下げた5ステップ

筆者の店(客単価2,800円・席数20)で、実際に人件費率を下げた手順です。

ステップ1|キャッシュレス導入で現金管理時間を削減

これが最も効きました。Airペイ+AirペイQRを導入した結果:

  • レジ締め:1日30分→10分(▲月10時間)
  • 両替・銀行入金:週1回→隔週1回(▲月3時間)
  • 現金ミスの対応:月1〜2回→ゼロ(▲月1時間)

合計月14時間の人件費削減。時給1,500円換算で月21,000円、年間約25万円の人件費圧縮になりました。人件費率換算で▲1.5%

ステップ2|売上データ分析でシフト最適化

POSレジ(Airレジ)の売上データを曜日別・時間帯別に確認。「金曜の19-20時はスタッフ3人いないと回らないが、火曜の17-18時は1人で十分」といった時間帯別の最適シフトを組み直しました。

結果:月の総人件費が約5%減少(人件費率換算で▲1.5%)。スタッフ満足度も上がりました(暇な時間に無駄な待機がなくなったため)。

ステップ3|レシピ・動線の標準化

全メニューのレシピカードを作成。キッチンの動線を見直し、頻度の高い食材を手前に配置。新人でもベテランの80%の速度で作業できるようになりました。

結果:繁忙時のヘルプ人員が月平均で10時間減少。人件費率▲1%

ステップ4|ネット予約システムで電話対応を削減

ネット予約を導入し、電話対応時間を削減。特にピーク前の予約電話が消滅し、調理時間を確保できるように。

結果:電話対応の人件費月5時間削減。顧客満足度も上がり(予約しやすくなった)、リピート率も向上。

ステップ5|クラウド会計で給与計算・シフト管理を自動化

マネーフォワード クラウドと給与計算機能を連携。毎月の給与計算・シフト集計の手間がほぼゼロに。オーナーの時間が月5時間空き、その時間を売上改善に使えるようになりました。

5ステップの合計効果

【筆者の店・人件費率改善の内訳】

  • ステップ1(キャッシュレス):▲1.5%
  • ステップ2(シフト最適化):▲1.5%
  • ステップ3(標準化):▲1.0%
  • ステップ4(ネット予約):▲1.0%
  • ステップ5(クラウド自動化):▲2.0%(オーナー時間含む)
  • ——————————————————
  • 合計:▲7ポイント(35%→28%)
  • 月商140万円の店で年間約117万円の利益増

どれも「スタッフを減らす」のではなく「無駄な作業時間を減らす」アプローチ。これがサービス品質を落とさず人件費率を下げる王道です。

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FLコスト60%以内で利益を守る

飲食業界ではF(原価)+L(人件費)=FLコストを売上の60%以内に収めるのが経営の鉄則です。

  • 原価率が高い業態(焼肉・寿司):人件費率を低め(22〜28%)に抑える
  • 原価率が低い業態(カフェ・ドリンク主体):人件費に多少余裕を持たせられる
  • どちらも中間(居酒屋・定食):原価30%+人件費30%でFL60%維持

自分の業態のFL合計を計算し、60%を超えていたらどちらかを削る判断が必要です。

👉 関連:飲食店の原価率の目安と改善方法飲食店の利益率の目安

よくある質問

Q. オーナー自身の給与は人件費に含める?

個人事業主の場合、オーナー報酬(生活費)は経費計上されないため、実態の人件費率を把握するには「オーナーが時給換算でいくらもらうか」を仮計上するのが正確です。

Q. アルバイトが多いと人件費率は下がる?

時給が低ければ人件費は下がりますが、研修コスト・離職率・サービス品質低下というコストも発生します。単純な時給の安さだけで判断しないことが重要です。

Q. 最低賃金上昇にはどう対応する?

1年に1回はメニュー価格の見直しを。同時に業務効率化(キャッシュレス化・ネット予約・レシピ標準化)でスタッフ1人あたりの生産性を上げるのが王道です。

Q. 社会保険料は人件費に含める?

はい、含めます。給与の15〜20%程度が社会保険料相当。人件費率を計算する際は必ず含めて計算してください。

Q. キャッシュレス化で本当に人件費が減る?

はい、筆者の実例では月14時間・年25万円分の現金管理時間を削減できました。人件費率換算で▲1.5%。手数料コスト(年18〜25万円)を差し引いても実質プラスです。

Q. シフト管理ツールは必要?

スタッフ3人以上なら導入推奨。紙・Excelよりミスが激減し、急な欠勤対応も楽になります。無料〜月額数千円で使えるツールが多数あります。

まとめ|人件費率は「スタッフを減らす」のではなく「時間を減らす」

30年経営してきて確信しているのは、人件費率の改善は「スタッフを減らす」のではなく「無駄な作業時間を減らす」ことです。

  • 適正ライン:25〜30%(自業態目安の下限)
  • FLコスト:60%以内を死守
  • 改善順:キャッシュレス化 → シフト最適化 → 業務標準化 → ネット予約 → 自動化
  • 筆者実績:35%→28%(▲7%)/月商140万円で年117万円の利益増

サービス品質を落とさずに人件費率を下げることは可能です。まずは現金管理の時間削減(=キャッシュレス化)から始めてみてください。最もリスクが少なく、最速で効きます。

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この記事を書いた人

実店舗経営30年。固定費の見直し(電気・通信・保険)で年間約19万円を削減した経験をもとに、小規模事業者が「知らないと損する」お金の話を発信。難しい経営知識より、明日から使える実践情報を優先しています。

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