飲食店や小規模法人にとって、固定費の中でも「電気代」は大きなウェイトを占めます。毎月の請求を見るたびに、もっと削減できないかと考える経営者も多いのではないでしょうか。実際に私の店舗でも、年間の電気代を見直すことで、数十万円規模の節約に成功しました。本記事では、中小企業や飲食店の経営者が実務レベルでできる電気代の削減策を、具体例を交えて紹介します。
飲食店の電気代の平均については 飲食店の電気代の目安 も参考にしてください。
電気代削減の基本ポイント
契約プランの見直し
まずは契約プランの確認です。多くの法人は「契約したまま」になっていることが多く、電気の使用量に合っていないプランを利用している場合があります。以下の点をチェックしましょう。
- 契約種別(従量電灯、時間帯別など)
- 基本料金と従量料金のバランス
- 高圧・低圧契約の適合性
私の店舗でも、契約を時間帯別プランに変更するだけで、年間数万円の削減につながりました。特に夜間に厨房機器を多く使う店舗では、時間帯ごとの単価が安いプランを選ぶことで効率的にコストを下げられます。
時間帯別料金の活用
電気料金には時間帯別の単価設定がある場合があります。昼間の使用が多い場合は高く、夜間や早朝の単価が安いなどです。厨房機器や空調を利用する時間を工夫することで、節約効果が見込めます。
- 仕込みは夜間や早朝に行う
- 電力消費の多い機器は必要な時だけ使用する
- タイマーや自動制御機器の導入
これらの工夫で、体感としても「無駄な電気を使っていない」という安心感があります。
店舗でできる節電テクニック
厨房・照明・空調の効率化
飲食店では厨房の電力消費が非常に高いため、機器の使い方を工夫するだけでも大きく削減できます。
- 電気オーブンやグリルはまとめて使用する
- 調理器具の予熱時間を短縮
- 換気扇や空調は適切な設定温度・風量に調整
照明もLED化やセンサーライト導入で効率化が可能です。私の店舗では、厨房LED化だけで年間1万円以上の削減になりました。
設備更新でのコスト削減
古い設備は消費電力が高く、ランニングコストに影響します。リースや補助金を活用して効率の良い設備に切り替えることをおすすめします。
- 冷蔵庫や冷凍庫の更新
- 高効率エアコンの導入
- IHヒーターへの切り替え
設備の更新は初期費用がかかりますが、長期的には電気代の削減と法人カードのポイント還元で実質的にお得です。
請求・明細のチェック方法
過去1年分の使用量比較
毎月の請求書を確認するだけでなく、過去1年分の使用量を比較することが重要です。季節ごとの消費量の変動を把握することで、無駄な使用がどのタイミングで増えるかが分かります。
料金の無駄な請求がないか確認
- 基本料金の二重計上
- 高圧契約と低圧契約のミス
- 使用量の誤計算
このような請求ミスを発見できる場合もあります。私の経験では、過去の明細を遡って確認しただけで数千円の過剰請求が見つかりました。
法人カードでの支払いと節税効果
電気代の支払いは、法人カードで行うことでポイント還元や経費処理の効率化が可能です。特に、固定費をカード決済にすることで以下のメリットがあります。
- 年間ポイント還元が数千円~数万円
- 経費処理が自動化される
- キャッシュフローの管理がしやすい
例えば、法人カードの中でも還元率が高いカードを使えば、電気代だけでも年間1万円以上の還元になることがあります。
実践した私の店舗例
私の店舗では、次のステップで電気代を削減しました。
- 契約プランを見直して時間帯別料金に変更
- 厨房のオーブン使用時間をまとめて効率化
- LED照明に全て切り替え
- 古い冷蔵庫を高効率モデルにリース更新
- 法人カード決済でポイント還元
これにより、年間で約10万円の電気代削減と、カードポイント1万円分の還元が得られました。

まとめ
電気代の節約は「契約見直し」「設備効率化」「支払い方法の最適化」の3ステップで大きな効果が期待できます。特に中小企業や飲食店では、固定費を抑えることが経営の安定化につながります。
- 契約プランや時間帯別料金を活用
- 厨房・照明・空調の効率化
- 古い設備のリース更新
- 法人カード決済によるポイント還元と経費処理の効率化
これらを組み合わせれば、年間10万円単位の削減も夢ではありません。まずは過去1年分の電気代をチェックして、改善ポイントを洗い出してみましょう。
